すみだ建築びと 2020

社員研修旅行2020〜金沢編 

大日向利之

コロナ禍ではあるが、仕事が重なり忙しく疲れが溜まってきていた9月某日、全く気に留めていなかったGo to travelで10/1より東京発着が始まるとのニュース。何気なく旅行サイトを検索してみると、Go to travelでかなり安く行けることがわかり、私が行きたいと思っていた金沢の旅館を調べてみた。

金沢といえばカニ!

11月は越前ガニが解禁になるので、11月後半になれば少しは仕事が落ち着くかと思い、何となく気になった旅館を予約しようと試みた。予約できてしまった!交通手段も抑えなくてはと思い、旅行慣れしている事務の女性に頼んだら、あっさり取れた。折角だから2泊しようということになり、Go to travel開始から早い時期だったせいかすべて思った通りに予約ができてしまった。

11月に入りいよいよ研修旅行が迫ってきたが、仕事の方は更に忙しさが増しており、本当に行けるのかと一抹の不安がよぎったが、奇跡的にピンポイントでその日程だけ調整でき無事行けることになった!

羽田から飛行機で小松空港へ。着いて早々にレンタカーで寿司を食べに目的地の近江市場に向かった。目的の店は11時半の時点で40人以上並んでおり、時間がもったいないので諦め他の人気店に15分程度並んで入った。

今まで食べたにぎりの中でネタすべてが美味しいと思ったのは今回が初めて!
今まで食べたにぎりの中でネタすべてが美味しいと思ったのは今回が初めて!

その後、武家屋敷や兼六園等を回り、山代温泉に向かった。
特にどこに行こうと決めているわけではなかったが、近江市場以外はそれほどの混雑もなく、密にならずにゆっくりと3日間楽しむことができました。

1泊目の山代温泉の宿にて 越前ガニ、治部煮を含め、お料理全てがおいしかった~
2泊目のホテルより金沢駅を見下ろす。 この目線からの鼓門はなかなか見れないので、撮ってみました。
3日目の朝に初日に諦めた店に再訪し、ウニいくら丼を食べることができました!
山代温泉の湯元でもあるこちらのお寺は、浅草にある私のお寺の住職の実家で、前住職の お寺でもある。住職にはお会いできなかったが、お参りしてきました。

事務所協会でも毎年のように行なっていた研修旅行が、今年はコロナ禍で中止となりました。また、みんなで行ける日が来ることを切に願います。

大日向建設株式会社
〒130-0023 東京都墨田区立川2-1-8
http://www.ohinata.jp/
TEL:03-3631-4844/FAX:03-3631-4702
MAIL:o.toshiyuki@ohinata.jp


木造4階 

倉持健夫

「木造4階建て、木造の耐火建築物」という選択肢が、やっと少しづつ浸透してきた。

というのも、ちょうど今、木造4階建ての案件を実行しているため、実感とリアリティーがある。5年前では、遠い先のように思っていた。また、私の奥は建築系のブログをしているのだが、外部からの検索履歴で、「木造4階建て」という言葉がどうやらかなり検索されている、ということが分かってきた。

以前、長野県の渋温泉郷へ行く機会があった。日本猿が入浴している地獄谷温泉が近距離にあり、昭和の名残ある温泉郷だ。旅館の立ち並ぶ温泉街を歩いていたとき、ある建物に出会い思わず足を止めた。

悠々とした風格、軒先は反り、寺社や歴史を感じる佇まい、手の込んだ木造の意匠。宮大工の造った旅館だということは一目で分かった。以前テレビで見たことがある建物だった。「金具屋」という名旅館である。国の登録有形文化財だ。

信州渋温泉 金具屋

見るからに、木造4階建てである。近年の木造4階は新しい技術だ!と思っていたが、頭の考えを一気に吹き飛ばすようだった。この旅館はいくつかの建物が集合した造りになっており、その顔となる「斉月楼」という建物が木造4階建になっていた。通し柱は八間半もあるらしい。当時、社寺建築で名の通った宮大工「三田清助」が、この温泉地の観光繁栄を兼ねて、当時の最高技術と材料で昭和11年に完成させたそうだ。

その後は戦争を迎え、更に戦後の高度成長によって時代が木造からコンクリートへ変わっていったが、この金具屋は修復をしながら現在も残っている。しかも、我々が十分手の届く金額で、現在でも宿泊ができる。長い月日を経て今現在も使用されている、金具屋旅館の技術に脱帽の思いがした。

今やっている木造4階建ての案件も、今一度頑張ろうと思った。

長崎県五島列島沖にて ひらまさを釣り上げる! 

株式会社 倉持設計工房
東京都葛飾区柴又3-3-8
https://7ladybird7.amebaownd.com
TEL:03-5876-1023/FAX:03-5876-1024
MAIL:kuramochisekkei@gmail.com

音のチカラ 

鈴木文雄

我々の身体の60~70%は水分である。

その水分を振動させる音により、人は知らず知らずのうちに影響を受けそれがプラス方向やマイナス方向に作用している。古代より音は、気持ちを高揚させたり、落ち着かせたり、精神状態を左右させる手段として儀式や呪術に用いられてきた。

また、音で感情を操ることができるだけでなく、具体的な効果をもたらすと言われるいくつかの周波数があることがわかっている。ヒーリング音楽でよく使われる432 Hz(ヘルツ)の音は心をリラックスさせることで知られているが、その他にも人間にプラスに作用すると言われる「ソルフェジオ周波数」には次のような効果があるとされている。

174hz 人の内面に働きかけ心を安定に導く
285hz 自然治癒力を促し心身を整える
396hz 罪の意識やトラウマ、恐怖心、不安の感情を緩和させる
417hz 意識と無意識に働きかけ回復力を高める
528hz 無限の可能性、DNAの修復、奇跡の周波数
639hz 人間関係を向上させる
741hz 問題を解決する力、表現力を向上させる
852hz 直感力を覚醒させる
963hz 高次元、宇宙意識とつながる

なんとなくスピリチュアルな匂いがして信じがたい感もあるが、古くから聖歌などにも用いられてきたことを考えると長い年月をもってその効果が確認されてきたということであろう。

逆に人に悪い影響を与える音もある。

代表例としては、人を不快にさせる440Hzの音である。例を挙げると「救急車のサイレン」「赤ちゃんの泣き声」「電車の発車音」と聞けば納得であろうが、この音が1953年のISOで楽器を調律する際の国際基準として世界統一されたことは驚きである。

なぜこのような“危険な音”が基準にされたのか?実はそこに政治的な思惑があったとされるがこの話は長くなるのでまた次の機会に、、、
利用する意思があるということは効果があることの立証と言える。

我々は建築士として、この不思議なチカラを活用できる。

  • 安らぐ空間
  • 集う空間
  • 考える空間
  • 賑やかな空間

目に見える視覚的な演出だけでなく、聴覚や、さらには嗅覚の効果もプラスαの付加価値とした、人に喜ばれ人のためになる空間づくりに活かしていきたい。

有限会社 鈴木設計一級建築士事務所
鈴木文雄
〒130-0014 墨田区亀沢1-23-3
TEL:03-3623-1202/FAX:03-3622-6306
MAIL:ss1kz@hotmail.co.jp




自然災害への備え   

中平 守

自然災害への備え

墨田区は7月に入ってから毎日梅雨空でうっとうしい日が続いていますが、九州の方では大変な豪雨災害が発生しています。7月3日(金)から4日(土)にかけて熊本県南部に甚大な被害を出した線状降水帯の停滞豪雨で、被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。昨年、そして今年と近年特に異常気象の影響か日本中が大きな災害に見舞われています。

身近なところでは、昨年の9月に大型台風の来襲で近くの児童公園の桜の木が倒壊寸前となり、今でも添え木にて補強している状態です。

墨田区は隅田川と荒川に挟まれた地域になりますが、墨田区の被害想定のハザードマップを見ると、想定しているのは荒川の氾濫です。区内ほとんどの場所で、1m~3m程度の浸水で2週間以上水が引かないと想定しています。区外に避難と考えても簡単には避難できません。水が出たらとにかく高い建物、垂直避難しかありません。

考えてみますと、これから少しでも安全安心に住み続けていく上で、普段からの近所同士の付き合い、コミュニケーションが大切だと感じています。

東京は
揺れもしないし
風もない
雨も降らない
不思議な街だ

聞いた事の有る様な歌を。
きっといつか大きな災害が東京にも来ますよ。

油断しないで注意しましょう。

私の同級生で宮城県に住む友人から手作りのフェイス・シールドが届きました。

冨士建築設計 一級建築士事務所
〒131-0033 墨田区向島5-41-11
TEL:03-3621-5915/FAX:03-3621-5915
MAIL:naka-hira@jcom.home.ne.jp